エンジニアのための Power Automate開発入門
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Power Automate解説本です。A5、52P、電子版付き。
はじめに
本書は、Microsoft が提供するローコード開発ツール「Power Automate」を活用し、業務の効率化・自動化を実現する方法を解説します。 ローコード開発は、プログラミング言語によるソースコード記述を最小限に抑え、ドラッグ&ドロップなどの視覚的な操作でアプリケーションを開発する手法です。プログラミングの知識がなくてもアプリケーションを構築で きるため、近年では IT の専門知識を持たないビジネスユーザが自らアプリケーションを作成する「市民開発」の手段として注目を集めています。 一方で Power Automate はローコードでありながら高度なカスタマイズ性を 備え、複雑なシステムを構築することができます。初心者から IT エンジニアや IT 部門の担当者といったプロ開発者に至るまで、幅広いユーザ層のニーズに応えられるツールです。しかし、現状の Power Automate 解説書は、市民開発を想定した初歩的な内容が中心となっていて、中級〜上級を目指す市民開発者やプロ開発者が中級以上の体系的な知識を得るには、公式リファレンスを読み解く必要があり、学習コストが高いのが現状です。 そこで本書では、IT エンジニアである著者が Power Automate による開発に携わった経験をもとに、実用的な知識やノウハウ、ベストプラクティスを「虎の巻」として体系的にまとめました。市民開発者のスキルアップからプ ロ開発者の高度な活用まで、本書が皆さまの Power Automate 活用をより効果的なものにする一助となれば幸いです。
目次
はじめに 1 本書の内容 2 想定読者 2 免責事項 2 第1章 Power Automateの基礎 6 1.1 Power Automateとは 6 1.2 クラウドとデスクトップ 7 1.2.1 クラウド版とデスクトップ版の違い 7 1.2.2 どちらを選択するか 8 1.3 トリガーとアクション 9 1.3.1 代表的なトリガーとアクション 9 1.3.2 トリガーとアクションの組み合わせ例 10 1.4 コネクタ 11 1.4.1 コネクタとは 11 1.4.2 コネクタの種類 11 1.5 テンプレート 13 1.6 Copilot 14 第2章 Power Automateの仕様 16 2.1 変数、データ型 16 2.1.1 変数の宣言・初期化、上書き 16 2.1.2 データ型 18 2.2 インクリメント、デクリメント 19 2.2.1 クラウド版でのインクリメント、デクリメント 19 2.2.2 デスクトップ版でのインクリメント、デクリメント 20 2.3 日付・時間 21 2.3.1 クラウド版での日時の扱い 21 2.3.2 デスクトップ版での日時の扱い 22 2.3.3 代表的な書式指定子 24 2.4 式・演算子 25 2.4.1 条件 25 2.4.2 繰り返し 29 2.4.3 クラウド版の繰り返し処理 30 2.4.4 デスクトップ版の繰り返し処理 31 2.4.5 式 33 2.5 グループ化、コメント 38 2.5.1 クラウド版のグループ化 39 2.5.2 クラウド版のコメント 39 2.5.3 デスクトップ版のグループ化 40 2.5.4 デスクトップ版のコメント 41 2.6 関数(子フロー、サブフロー) 41 2.6.1 クラウド版の子フロー 42 2.6.2 デスクトップ版のサブフロー 43 2.7 例外処理 45 2.7.1 クラウド版の例外処理 45 2.7.2 デスクトップ版の例外処理 47 2.8 テスト 49 2.8.1 クラウド版のテスト 49 2.8.2 デスクトップ版のデバッグ実行 50 2.9 フローのオン、オフ 51 おわりに 52